CMO株式会社
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コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは

  • 顧客にとって価値のある情報を提供することで、何らかの目的を達成すること
  • 記事を書いて検索トラフィックを集める ≠ コンテンツマーケティング
  • ホワイトペーパーでメールアドレスを収集、動画活用なども含む幅広い手法

コンテンツの目的を区別する

目的 内容 評価軸
流入のためのコンテンツ トラフィック獲得が目的 広告など他手段と費用を比較して判断
獲得/刈り取りのコンテンツ CV獲得が目的 CVRとCPAで評価

目的を曖昧にしたまま「とりあえずコンテンツを増やす」では成果は出ない。

コンテンツマーケティングを成功させるポイント

  1. 単にコンテンツを増やすだけでは充分な集客にはつながらない
  2. プロダクト改善で対応できるならば、コンテンツとして切り離すよりプロダクトを改善すべき
  3. プロダクト改善に膨大な工数がかかる場合は、コンテンツとして切り離すケースもある
  4. 機動的に対応できるのがコンテンツマーケティングの強み

オウンドメディア

コンテンツマーケティング ≒ インバウンドマーケティング

オウンドメディア(自社メディア・自媒体)などを利用したマーケティング手法を「コンテンツマーケティング」と呼ぶ。インバウンドマーケティングと意味は変わらないが、日本国内では「インバウンド」が外国人観光客向けの施策を指すため、コンテンツマーケティングという言葉が一般的。

構造

検索 → オウンドメディア → 本サイト
リンク → オウンドメディア → 本サイト

コンテンツを作ることで、サイトへの流入経路を増やす。

オウンドメディアは無料ではない

お金を払って記事を執筆し流入させるという構造は、広告と同じ。

記事(¥30,000)→ 流入 → 本サイト  ≒  Web広告(¥30,000)→ 流入 → 本サイト

コスト構造を理解した上で、広告とのROI比較を行う。

オウンドメディアの現実

オウンドメディア立ち上げのチェックポイント

  • 大規模な競合がいない
  • 自分がその分野に関しては専門的である
  • 一定のキーワードボリュームがある

フロー型 vs ストック型

  • フロー型(流れていくコンテンツ): ニュースなど。フロー型で上手くいっている媒体も多いが、かなりの人的リソースが必要
  • ストック型(溜まっていくコンテンツ): 何度も顧客が流入するページ。長期的に資産となる媒体の形成を目指すほうが合理的

オウンドメディアにおいて重要なのは短期の流入数ではなく、直帰率や滞在時間などであると考える。

専門性の高いコンテンツ

  • 外部のライターやクラウドソーシングで毒にも薬にもならない記事を量産してしまうのは、やりがちな間違い
  • 文字数は専門性の高さを示しうるが、文字数だけでコンテンツの評価が左右されることは(現在は)ない
  • 歯科医院や脱毛など医療系がオウンドメディアで集客するのは合理的(専門的であり、大規模な医療サイトもまだ少ない分野)

「メディア」にこだわらない

  • 自前で持つ必要があるのか、自社サイトから切り離すべきか
  • SNSなどを活用するのも一つの手段(ソーシャルメディアもメディア)
  • 企業アカウントより社長・社員のアカウントの方が拡散しやすいことも

ソーシャルメディア・マーケティング

SNSごとの特性マッピング

2つの軸で整理: ブランディング↔コミュニケーション × 写真・動画メイン↔文章メイン

SNS 特性 メイン
YouTube ブランド × 写真・動画 動画コンテンツ
Instagram ブランド × 写真・動画 ビジュアルコンテンツ
Facebook ブランド × 文章 文章+写真
LINE コミュニケーション × 文章 メッセージ
X(旧Twitter) コミュニケーション × 文章 テキスト・拡散
TikTok コミュニケーション × 写真・動画 短尺動画・アルゴリズム拡散
Threads コミュニケーション × 文章 テキスト・Instagram連携

SNS運用の4タイプ

タイプ 特徴 事例
オフィシャル型 商品紹介・宣伝中心。写真・動画が重要。担当者は黒子に徹する スターバックス
ユーザーグループ型 限定的な顧客を対象。商品開発のフィードバック。ロイヤルカスタマーを育成 良品計画(IDEA PARK: 年間8,000件の要望、年間100件近くが商品化)
フリースタイル型 担当者の色が強く出る。趣味の投稿も多め。通常ツイートと商品関連の割合は9対1 タニタ
カスタマーサポート型 質問への返答中心。予約・購入まで完結。宣伝から販売まで1つのプラットフォームで行える ドミノ・ピザ(LINEで注文、開始4ヶ月で売上1億円超)

コミュニケーションが増えるほど担当者の自由な発信が必要となるため、より広範な権限委譲が必要。

インフルエンサー・マーケティング

  • YouTube、Instagram、TikTok、X(旧Twitter)などのプラットフォーム上で大きな影響力を持つオピニオンリーダーと協力して行うプロモーション手法
  • テレビの衰退と広告ブロッカーの普及が台頭の2大要因
  • マイクロインフルエンサー(フォロワー数は少ないが独自のネットワークを持つ)のほうがコメント率やいいね率が高い(Markerly調査)
  • Tomoson調査: インフルエンサー・マーケティングのROIは650%
  • その影響が必ずしも全て数値化できるわけではない、テレビ広告に似通った広告手法

GoogleではなくSNSで検索する時代

若年層のSNS検索利用は2020年代に入り本格化。特にZ世代では情報収集の主軸がSNS側に移動しており、飲食・ファッション・旅行・美容などビジュアル・体験系のカテゴリで顕著。

  • TikTok検索: グルメ・旅行・ハウツー系で台頭。ショート動画による体験ベースの情報が検索意図に合致
  • Instagram検索: ハッシュタグ・位置情報・保存機能による「発見→比較→保存」の行動が定着
  • X(旧Twitter)検索: リアルタイム性の高いトピック(イベント・障害・トレンド)で依然有効

ファッション・飲食・旅行などは写真・動画からの印象が強く、Google検索より判断しやすいとする層が多い。顧客が実際にどのプラットフォームで検索しているかを調べ、その場に合わせたコンテンツを用意しないのは大きなリスクになりうる。

ホワイトペーパー

適切なコンテンツを用意することで、メールアドレスなどのリスト(リード)を獲得できる。 ダウンロード型コンテンツはリードジェネレーションの有効な手段。

Web分析の基礎

データ分析の本質

データ分析とは、データの見方を変えること。

  • 平均を取る — 個別データは膨大でも、平均を取れば母集団の傾向がわかる
  • クラスタリング — 平均だけでは見えない場合、粒度を細かくして分類する

アクセス解析のセグメント軸

  • アクセス元(Google、X(旧Twitter)、Facebook等)
  • ランディングページ
  • 直帰の有無
  • デバイス(PC、モバイル)
  • 時間帯

個別データを見ていては見えない特徴も、分類するだけで得られる知見がある。