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title: はじめに
chapter: "00"
part: 0-front-matter
status: revised
visibility: public
authors:
  - claude
reviewers: []
revision: 0.2
updated: 2026-05-19
related-skills: []
related-chapters:
  - foundations/principles
  - foundations/cycle
related-knowledge: []
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# はじめに

## CMO Marketing OS Playbook の目的

**要点: 本書は、マーケティングを個人の経験則ではなく、組織で更新できる知識体系として扱う。**

マーケティングの現場では、施策は増えても学びが残らないことがある。担当者が変わると過去の判断理由が消え、KPI は更新されず、顧客の声は次の意思決定に使われない。AI や外部パートナーを使うほど、誰が何を判断したのかも曖昧になりやすい。

CMO Marketing OS Playbook は、この状態を避けるための共通知識である。マーケティングサイクル、12 知識エリア、用語集、参考文献を Markdown で管理し、人間と AI エージェントが同じ前提を読めるようにする。

目的は、個別手法を置き換えることではない。広告運用、SEO、CRM、ブランディング、価格設計などの既存知識を、組織が学び直せる形で接続することである。

## 想定読者

**要点: 本書は、マーケティング判断に関わる人間と AI エージェントの両方を読者とする。**

主な読者は次の通りである。

| 読者 | 読む目的 |
|---|---|
| CMO / 経営層 | マーケティングを事業判断・組織学習として設計する |
| マーケター | 個別施策を マーケティングサイクル と知識エリアに接続する |
| コンサルタント / パートナー | 支援先と同じ語彙で課題、仮説、成果物を扱う |
| AI エージェント | 判断基準、用語、参照先を共有したうえで作業する |

初見の読者は、すべてを一度に読む必要はない。まず本章、[`foundations/principles.md`](foundations/principles.md)、[`foundations/cycle.md`](foundations/cycle.md) を読み、必要な知識エリアへ進む。

## PMBOK との関係と差分

**要点: 本書は PMBOK の「知識エリア × プロセス群」の考え方を参考にするが、マーケティング向けに組み替える。**

PMBOK は、プロジェクトを管理するための標準体系である。本書はその構造をそのまま移植しない。マーケティングは一度きりのプロジェクトではなく、顧客・市場・組織の変化に合わせて繰り返し更新される活動だからである。

継承するのは、知識を領域別に分け、プロセスと対応させる考え方である。具体的には、12 知識エリアを マーケティングサイクル（観測・データ収集 / 理解・分析する / 再構築 / 起動・実装する / 学ぶ）に接続する。

差分は、再構築 と 学ぶ段を明示する点にある。既存施策を続けるだけでなく、古い前提を再構築、結果を次の判断に書き戻す。この循環を中心に置く。

## CMO Marketing OS（実行系）と Knowledge（知識系）の関係

**要点: Playbook は知識層、CMO Marketing OS はその知識を実行に落とす参照実装である。**

本書は知識層である。概念、原則、プロセス、用語、参考文献を定義する。

CMO Marketing OS は実行系である。Web サービス、skill、agent、workspace、診断機能として、この知識を実務で使える形に落とし込む。参照先は [`/services/marketing`](/services/marketing) である。

両者の責務は分ける。知識層は長く残る判断基準を書く。実行系は UI、ワークフロー、個別ツール連携を扱う。

## 改訂ポリシー

**要点: 安定度は `status`、公開可否は `visibility` で分けて管理する。**

各章は frontmatter で状態を示す。

| フィールド | 値 | 意味 |
|---|---|---|
| `status` | `draft` | 草稿。構成や内容が変わる可能性が高い |
| `status` | `in-review` | レビュー中。章の骨格はあるが未確定 |
| `status` | `revised` | レビューを反映済み。最終確認前 |
| `status` | `final` | 安定版 |
| `visibility` | `internal` | 内部向け |
| `visibility` | `public` | 公開対象 |

`status` と `visibility` は独立である。`final` でも内部に留める章があり、`draft` を内部で読むこともある。読者は、章を引用・転載・公開する前に必ず frontmatter を確認する。

## 4 層モデル

**要点: 本書は、戦略、プロセス、戦術、ツールを同じ本文に混ぜない。**

各章は最大 4 層で構成する。

| 層 | 扱うもの | 置き場所 |
|---|---|---|
| L1 Strategy | 章の問題設定、戦略判断、原則 | 各章の overview |
| L2 Process | マーケティングサイクル × ITTO | 各知識エリアのプロセス節 |
| L3 Tactical | 媒体・チャネル・手法別の実務 | 章内のタクティカル節、またはサブファイル |
| L4 Tools | 個社製品や SaaS の詳細 | [`../tool/`](../tool/) |

ツール仕様は変化が速い。そのため、本体には長く書かず、`knowledge/marketing/tool/` に逃がす。執筆規約の詳細は [`../../base/authoring-conventions.md`](../../base/authoring-conventions.md) を参照する。

## 本書の読み方

**要点: まず原則と マーケティングサイクルを読み、その後は目的別に知識エリアへ進む。**

- マーケティングサイクル から入りたい場合 → [`foundations/cycle.md`](foundations/cycle.md)
- 特定の知識エリアを調べたい場合 → [`README.md`](README.md) の Part 2 目次
- 機能対との連携を見たい場合 → [`cross-cutting/playbooks/`](cross-cutting/playbooks/)
- 用語を引きたい場合 → [`../glossary/glossary.md`](../glossary/glossary.md)
- テーマから逆引きしたい場合 → [`../../base/INDEX.md`](../../base/INDEX.md)

## 今後の拡張論点

**要点: 本章は入口として最低限の形に整えたが、用語と公開範囲は引き続きレビュー対象である。**

- PMBOK 7th edition の "原則 + パフォーマンスドメイン" 構造への接続をどこまで明示するか
- 知識層の日本語表示を「ナレッジ」「知識ベース」「標準ガイド」のどれに寄せるか
- 想定読者に、非マーケ職の経営メンバーをどこまで明示的に含めるか
